LEVIN
- 2023.04.12
KOJIとは大阪府立豊島高校で16歳の時に出会い、バンドがやりたいという共通点だけで30年以上の付き合いになった。
当時バンドブームだったので俺たちみたいなプロミュージシャンを夢見る少年は五万といて学校の中だけでも沢山いた。でも成功率がゼロに等しい世界を本気で夢見るような奴は俺とKOJIくらいでした。KOJIと夢を叶えるために作ろうとしたバンドのメンバー募集の紙を大阪の梅田にあった楽器屋さんの階段に貼った。それを見たTAKAさんから電話がかかってきました。全てはそこからスタートします。
オーディションの末、加入する事が出来た俺はこのバンドで経験を積んでKOJIとのバンド活動に活かそうと思っていました。当時ヴィジュアル系ブームの追い風もありバンドはどんどん成長していったのですが同時にもっといろんな要素を取り入れる事ができればこのバンドはもっとカッコよくなるとも思い始めていました。そこでKOJIに相談して「この話に興味はあるか?」と聞くと「ある」という答えだったので密かにTAKAさんに相談するタイミングを伺ってました。当時からHIROさんの世界観が確立されたバンドだったので正直、難しいだろうなとは思っていました。でもKOJIの加入がNGとなった場合は俺もそこで離脱する覚悟でここだというタイミングに相談してオーディションの末KOJI加入となりました。
ここからラクリマクリスティーのストーリーが始まるわけですが、文才のない俺はここまで書くのにも数日かかってしまったので、詳細はまたいつか書かせていただくとして、要点を端的に書くとラクリマ、ALvinoでKOJIバンドをやってこれて本当に素晴らしい音楽人生だったと心から思う。俺たちが出会った頃に語り合った夢は全て叶ったと言っていいし、思い描いた以上の素晴らしい景色、体験をさせてもらえた。
その事を最後に会った時に「俺らの人生最高だったよな?」と聞くと何度も頷いてました。
あいつは最後の最後まで何事にもベストを尽くして生きていた。
生きた時間なんか関係ないです。
どう生きたかです。
俺が言うのもなんですが「KOJIの人生に一片の悔いなし」
だと思います。
それに
KOJIは俺の中でもみんなの中でも生き続けてるから
まだまだ終わってないよ。
いつもみたいに
これからもよろしくって
言ってるだろうな。
LEVIN